[気になる一品]Sony HT-MT500

本日は”気になる一品”として2017年3月11日に販売になるソニー HT-MT500の記事を投稿したいと思います。

このHT-MT500は少し尖っていて、ある程度の事前知識を持った上で購入しないと痛い目にあいそうな製品です。

HT-MT500ってどんな製品?

ステレオ(2ch)のバースピーカとサブウーファーを組み合わせて使用する2.1chのスピーカーセットとなります。バースピーカーとサブウーファー間はワイヤレスで接続すためケーブルで接続する必要が無く、サブウーファーはソファーの下に配置することが出来るように薄型の設計となっています。


ソファーの下にサブウーファーの配置が可能。でも、そんな所にコンセントあるのか?

バースピーカーはHDMIもしくは光ケーブルでテレビと接続されます。使用されるテレビがARCに対応したものであればHDMIケーブルを介してテレビの音声をスピーカーに出力することが可能となります。

尖ったスペック?

この製品は70000円前後で販売されるとみられ、同ソニーのバータイプのモデルであるHT-ST9の150000円の約半額の価格設定となります。

近年ソニーが押しているハイレゾ音声には対応はもちろんしているのですが、それ以外のかなり多くの部分をカットすることで安価での販売を実現しています。

最大のカットポイントは画像に関することです。こういった一般的なホームシアターセットではブルーレイプレイヤー等をホームシアターセットに直接接続して5.1ch等のサラウンドを実現するのですが、この製品には音声入力端子は先に書いた通りARC用のHDMIと光ケーブルのみとなっています。ブルーレイプレイヤーはテレビに接続してテレビからARCもしくは光ケーブルで音声がHT-ST9に届けられる仕組みです。

また、ブルーレイで採用されているドルビーデジタルHDやdts HDもサポートしておらず、HDではない通常のドルビーデジタルおよびDTSのみのサポートとなります。こういった簡易的なホームシアターセットにおいてはHD音声のサポートのニーズはそれほど高いとは思えないのでこういった必須ではない機能をあえてカットしてコストダウンを図るというのは交換を持てます。

実は使用環境を選ぶ製品

このような機能をカットした仕様を実現するために多くの部分をテレビ側にゆだねていることになります。

繰り返しとなりますが、音声はテレビから出力されなくてはいけません。HDMIもしくは光ケーブルを介してドルビーデジタル、DTSが出力できるテレビでないと高音質な環境を実現することができないのです。一昔前のテレビであればm地上デジタル放送で採用されるAAC(2ch ~ 5.1ch)およびPCM(2ch)のみしか対応しておらず、ドルビーデジタルやDTSの音声データをARCや光ケーブルに出力できないものが多く存在しました。何を隠そう我が家の10年選手のソニー製TVはこれに該当します。

今日現在販売しているテレビにおいてもDTSをサポートしていないものがありますのでドルビーデジタルでのみ楽しむ必要があります。

また、TVに接続するプレイヤーにも要注意です。通常はテレビに内蔵されたスピーカーを使用し、映画を見るときだけHT-MT500を使用することになるのですがプレイヤー側の音声出力設定に関して事前に調べておく必要があります。一般的なブルーレイプレイヤーでは細かな設定は特に必要なく、テレビ内蔵スピーカーで視聴する場合は2chで、ホームシアターセットで視聴する場合には5.1ch等のサラウンドで音声が自動で出力されます。

安価なブルーレイプレイヤーではそういった機能が無く手動で設定を行う必要がある場合があるので要注意となります。その代表例はPlay Station 3で初期設定時に対応する音声コーデック等の設定を手動で行う必要があります。この設定は動的には設定変更がされないので、2chと5.1chを切り替えながら使うといったことが出来ません。

例えば、5.1chのドルビーデジタルでPS3から出力された音声データをテレビ内蔵スピーカーで視聴しようとした場合には、センタースピーカーが存在しないのでセリフが聞こえないことになります。

対抗馬BOSE Solo 5と比較して

液晶テレビの高音質化を目的としてBOSE社のSolo 5が評判も良く多くのレビュー記事を目にします。このSolo 5は単純にテレビ音声の高音質を目的としたもので5.1ch等のサラウンド環境を実現するものでは無いということを理解しておく必要があります。Solo 5の説明書をネット上で見つけることが出来なかったのですが、おそらくこの製品はテレビにて2chのPCM音源に変換して出力しないと再生ができないのではないかとおもっているのですが、どなたか正確な情報をお持ちではないでしょうか?

またこの製品はHDMIを実装しておらず光ケーブルでの接続となります。HT-MT500の下位機種であるHT-MT300も同じなのですが、HDMIでの接続では無く光ケーブルでのみ接続とした場合HDMIリンクによる動作連携が行えなくなるので使い勝手がかなり不便となってしまいます。HDMIリンク機能を使用すればテレビリモコンによる電源ON/OFFの連携やボリューム調整が可能になります。要は一度スピーカーの設定をしてしまえばスピーカー側のリモコンは不要となりテレビのリモコンで基本的な操作が出来てしまうんですよね。この機能は一度体感するとなくてはならないものなので忘れてはいけない機能の一つとなります。

壁掛けできない?

こういったバータイプのスピーカーは壁掛けが出来る製品が多いのですが、どうもこのHT-MT500はそれが出来ないと思われます。液晶テレビと共にスピーカーも壁に掛けてスッキリと使うことを検討されている場合には注意が必要ですね。

あくまでテレビの前に設置してしようする製品ということで。

そうはいっても販売が楽しみの製品です。

色々と書きましたが、一般的な使用ケースでは問題のない些細な事だと思います。安価で高音質なリビングでの映画観賞用のスピーカーとして大活躍する製品となることを期待しています。販売開始となったのち量販店で音質を確認して問題なければ購入したい一品ですね。

製品HP
http://www.sony.jp/home-theater/products/HT-MT500/

 

 

 

 

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