本日は電池スペーサーについてお届けしたいと思います。
単三電池 3本を単一電池として使用できるようにするためのアダプターとなります。この商品は東日本大震災直後にLEDランタンで使用するために購入したものです。
製品としてはシンプルで単一電池サイズのプラスチック製アダプタの側面3方向に単三電池が挿入できるような穴が開いており、そこに単三電池を入れて使用するだけとなっています。
乾電池のサイズについて
この電池スペーサーはその商品名の通り小さな電池(単三)を大きな電池(単一)で使用するために電池の大きさの違いによるスペースをカバーで補うといった物となります。
当たり前ですが乾電池には企画があって、
・単一電池:59.5 – 61.5 mm
・単二電池:48.5 – 50.0 mm
・単三電池:49.0 – 50.5 mm
・単四電池:42.5 – 44.5 mm
と長さが定められているそうです。直径も定められているのですが、今回は割愛。
本商品は最も普及している単三電池を単一電池として使用するものですので直径および長さを単一サイズにしている商品となります。
因みに単二と単三電池は長さがほぼ同じなので単二型のスペーサーは直径を太くするためだけのスペーサーとなりますね。
単三電池 x 3本 = 単一電池?
色々なサイトで調べてみたのですが、ぶっちゃけよく分からなかったのですが、Panasonicのサイトに答えが載っていました。
http://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/29060
アルカリ電池において、単三電池は20時間の使用が可能な状況においては単一電池は130時間も使用が可能となっていますので、単一電池はざっと6.5倍の容量があることが分かります。
よってこのスペーサーを使い単三電池を並列に3本並べたとしても単一電池の約半分の容量しか発揮できないということになります。
また今回はeneloopを使用しますので実際にはそれ以下の容量となるでしょう。
単三アルカリ電池:2000mAh
単三eneloop充電池:1900mAh
一割ほど低い数値ですね。
使ってみたらいたって普通
本商品はGENTOSのLEDランタンEX-777XPで使用しています。震災直後においても我が家は輪番停電になるといったことも無くこの製品が威力を発揮するといったことは無かったのですが、年に数回行くキャンプにて使用しています。
スペーサーを使用しているといった感じは全く無く(良い意味で)普通のLEDランタンとして使用しております。
驚くべきなのはこのスペーサーでは無く、eneloopの自己放電の少なさです。年に数回でしかもキャンプ中にもほとんど使用していないといった環境において、私が記憶する限り3~4年はeneloopの充電はしておらずそれでも今日現在元気に点灯してくれています。
一点、残念なのはこの商品5年以上前に購入した製品なのでその商品名が今となっては不明だということです。Amazonを検索してみると下記スペーサーが見た目にそっくりなのでこれで間違いないとは思うのですがAmazonで購入される場合にはユーザレビューをよく確認してからの購入をお勧めします。
使用しているLEDランタンはこれです。